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芸術の力で患者さんの心を癒す「アートセラピー」

芸術の力で患者さんの心を癒す「アートセラピー」

アートセラピーとは

アートセラピーとは

アートセラピー(絵画療法・芸術療法)とは、絵画や陶芸など、芸術を用いた心理療法です。芸術には、絵や造形だけでなく、演劇、ダンス、音楽といったあらゆる活動が含まれています。さまざまな芸術を用いるこちらのセラピーは、「学生時代に音楽活動をしていた」「休日は美術鑑賞をしている」など、趣味や特技を仕事に活かせることから、看護師に人気の資格の一つです。
現在、アートセラピーの資格に国家資格はなく、資格学校や芸術系大学など、民間の団体が発行する民間資格のみとなっています。団体によって取得できる資格や名称が異なるほか、通信教育で取得できる団体もあれば、通学が必要な団体もあるので、各団体の情報をチェックすることで自分に合った資格を見つけられるでしょう。

アートセラピーがもたらす効果

アートセラピーがもたらす効果

アートセラピーがもたらす一番の効果はリラックス効果です。アート活動は、想像力、直感、感情、音楽力に関連する右脳を使って行います。絵を描いたり歌を歌ったりすることで、右脳が活性化されるとともに心もリラックスできます。また、紙や鉛筆、粘土など、さまざまな素材に触れるアートセラピーは、触る・見る・香りを嗅ぐといった五感を感じられるのも特徴の一つです。創作活動を通じて、好奇心や意欲が湧き、自己回復力の向上につながります。
医療現場では、精神医療における心理分析をはじめ、緩和ケア、リハビリなどで取り入れられています。また、非薬物療法の一つなので、子どもから高齢者まであらゆる年代の患者さんへ実施することが可能なため、発達支援、認知症予防など、児童発達支援施設や高齢者施設でもアートセラピーが行われています。

アートセラピーの種類

アートセラピーの種類

一口にアートセラピーと言ってもさまざまな種類があります。アートセラピーに代表される絵画療法や音楽療法のほかに挙げられるのは、俳句や連句といった詩を読み書きする詩歌療法、演劇を利用したドラマセラピー、箱に入った砂の上にミニチュアを並べて遊んだりなにかを表現したりする箱庭療法などです。
また、芸術療法士をはじめ、臨床美術士や音楽療法士、園芸療法士、子どもアート療法士など、アートセラピーの資格にもさまざまな種類があります。一見、その分野に詳しい人や得意な人であれば、受講すれば簡単に資格取得できそうなイメージを持たれがちですが、あくまでもアートセラピーは心理療法の一種です。仕事に活かしたいという人は、心理学の基礎知識を学んだうえで資格取得を目指しましょう。

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